タイトルで記載した「2H2+O2→2H2O」という化学反応式。
これは水の化学変化を示した一番簡単な化学反応式ですね。
筆者は高校生時代に、化学の時間、この化学反応式がなかなか理解できなくて、挫折した記憶が今でもよみがえります。
水くらいの簡単なものなら、その構成が分かるので、なんとなく理解することはできるのですが、そのほかの物質の化学反応式となると、正直「???」と頭に3つ以上はてなが出てくる状態です。
しかし、世の中にはこの化学反応をしっかり理解して、現場仕事や研究などに活かしている人もたくさんいることでしょう。
今回はそんな化学について非常に明るい能力をお持ちのVtuberである「明晩あるむ」さんにインタビューをしていくことになります。
「明晩」さんは化学以外にも、音楽のMIX作業をしているとの話を、風のうわさで聞いております。
はたして、普段の配信に化学をどのように絡めて、活動をしているのか、インタビューを通して話を聞いていきたいと思います。
【明晩あるむさんのTwitter等はこちらから】
Twitter:https://twitter.com/akekure_alum
YouTube:https://t.co/VzXR93EYIt
Contents
インタビュー内容
明晩あるむさんの自己紹介
化学系Vtuber、明晩あるむです!
とはいうものの、化学だけでなく、いろいろな活動をしています。
あくまで、私自身が化学専攻だったから化学系を名乗っているだけで、キャラ付けとかでは一切ないんですね(笑)
あくまで、化学を専攻した人がVtuberやってますよ~ってことです。
また、実は大学の学部生だったころから趣味で作曲をやっています。
ゲーム音楽が大好きで、そんな感じの曲を作っています。
明晩あるむさんがVtuberになろうと思った理由
夢は大きく科研費の増額です!
近年、科学研究費、特に「選択と集中」と言って、ある研究にだけお金を集中しようという政策が打ち出されています。
「集中」が強すぎてまともに研究ができない人が出てくる。
「評価されようとして短期的な研究ばかりになってしまう」などの弊害が出てきてしまっています。
なので、私がVtuberをやることで、化学をはじめサイエンスに親しんでもらい、少しでも研究費、特に基礎研究に自由に使えるお金を増やすという民意が作れたらな・・・
と思って活動をしています。
私を通して、研究や研究者を身近に感じてもらえたらうれしいな!
明晩あるむさんの普段の活動
化学系というからには、化学のニュースを不定期で解説してみたり、毎週化学の質問に答える配信をしてみたりしています。
ただ、Vtuberという形は割となんでも許される風潮があるので、学術やりつつも、自分の趣味である音楽やゲームもやっちゃったりしています。
また、たまたまイベントバーとのつながりがあったので、イベントバーを借りてVtuberのリアイベを主催するなどしています。
化学系と言いつつ、化学だけで閉じてしまうと「化学が好きな人」にしかアプローチできないと思うので、「化学にあまり触れない人」にアプローチできる手段を探した結果、いろんなことに手を出すようになっちゃいました・・・
明晩あるむさんのゲームの趣味嗜好
好きなゲームはやはりパズルでしょうか。
あまり上手ではないので配信はしませんが、ぷよぷよテトリス2はよく遊んでいます。
そのほかにもメギド72、東方projectなどが割とプレイします。
やはり、一人で熱中したり、頭を使うゲームが好きな傾向が多いです。
苦手なのはAPEXなどのバトロワ系FPSでしょうか・・・
どうしても周囲が上手な人しかいないので参入が難しいし、やってて楽しい瞬間がなかなか感じられません・・・
何で私の弾が全部外れて相手の弾が全部当たるんだよ~~~~!!!
Splatoonぐらい人数が少なく、戦況を把握しやすいゲームは、割と好きでよくプレイしています。
直接戦闘しなくても、戦況に介入できるゲーム性が私にとってありがたい点ですね。
明晩あるむさんのMIX師としてのこだわり
音楽についてこだわっていること。
ボーカルのMIXは割とおまけみたいな話で、私はもともと作曲をしていたので、パラトラックを2mixにする方の経験が多いです。
2mixを作るときも、インストにボーカルを引っ付けるときも共通して「素材を生かす」ことを考えてやっていることが多いかなと思います。
過度な修正をすることなく、素材の味を生かして、できるだけきれいに聞かせるのが良いものなのではないかと考えています。
最高のmixはパンとフェーダーからという言葉を信じています。
ボーカルミックスをするときも、ボーカルエディットは少なめでやることが多いです。
もちろん、違和感のある所は直しますが、直さない方が味があるポイントがあったり、タイミングやピッチをパーフェクトに直しても、なぜか違和感が出てきたりするのでボーカルエディットは奥深いですね・・・
明晩あるむさんが思う化学の面白い部分
化学は「物質を作ることができる」のが面白い点だと思っています。
私の専攻は物理化学なので、ジャンル違いなのですが・・・
例えば化学を使って作られているものと言えば「ハッカ」に含まれる「メントール」でしょうか。
本当は「ハッカ」からとってくるしかなかった「メントール」が、工場で作れるようになるって、とてもすごいことなんですよ!
天然に存在しないものでも、技術を使って作り出すことができるのも見逃せない点ですね!
薬なんかが典型的で、天然物をまねて、一か所だけ変えてみるとか、試行錯誤で新しい物質を作って薬として効くかを調べています。
最近は技術の発展で、薬が効いてほしい部分と、薬の候補の分子をコンピューター上でくっつけるシミュレーションを行って、どの分子が薬として使えるかを調べる研究もあるそうです。
これからもいろんな物質が生み出されて、私たちの生活が便利になっていくのが楽しみですね!
明晩あるむさんからの宣伝
毎週水曜日、化学の質問に答える雑談配信をしています。
質問箱から質問を投げてもらえると、ゆるふわとお答えしますので、ぜひぜひ質問を投げてみてください!
【明晩あるむさんのTwitter等はこちらから】
Twitter:https://twitter.com/akekure_alum
YouTube:https://t.co/VzXR93EYIt
結論
さて、今回は化学と音楽のMIXを中心に、リスナーの要望にもしっかりと応えていく活動をしている「明晩あるむ」さんにインタビューをしてきました。
お話を聞いていくと、化学の面白さの部分でも、音楽のMIXの部分でも、掛け合わせたときの反応が、とても面白いから活動として行っているのだろうなと感じました。
化学の物質変化は、存在しているもの同士を特定の法則に従って組み合わせることによって、新たな物質を生成する。
その物質が私たちの世界の利便性をよりよくしてくれる。
一方で音楽のMIXは、ある音とある音を決まった法則で波形を合わせ、作品として完成させる。
その完成した音楽は、私たちの心を癒したり、勇気づけたりしてくれる。
この2つの共通項はどちらも「あるものを掛け合わせて、あらたなものを作ること」ではないかと思います。
このような化学反応に興味をもって活動していける「明晩」さんであれば、Vtuber活動においても、思いもしないような化学反応を起こして、より面白い配信活動をしていくのではないかと思います。
これから生成されていく、まだ見ぬ新たな化学反応を起こした配信をしていってほしいと願うばかりです。
最後に、今回のインタビューにご協力いただきました「明晩あるむ」さん。
本当にありがとうございました。
【明晩あるむさんのTwitter等はこちらから】
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YouTube:https://t.co/VzXR93EYIt