令和3年11月12日(土)21:00。
1か月にも及ぶ「メタバースデイ」イベントの最後を飾るファイナルステージ。
「メタバースデイ・パーティ」がCluster内、特設ステージにて行われる。
出演者はスタッフも含めて数十名と、メタバース界でも大規模なイベントとなっている。
会場への収納可能人数は500名であり、そのほか「バーチャル美少女ねむ」氏のYoutubeチャンネルでもパブリックビューイングを実施。
この「メタバースデイ・パーティ」に筆者もパブリックビューイング席からイベントを観覧するため、足を運んだ。
イベントは満員御礼となり、ライブ自体も盛大に盛り上がりを見せた。
本記事では、「メタバースデイ・パーティ」で行われたイベントについて筆者が参加して感じたことを中心として感想を書いていきたいと思う。
Contents
出演者について
バーチャル美少女ねむ

何を隠そう本イベントの主催者であり、統括プロデューサーでもある「バーチャル美少女ねむ」氏。
開催者自らが先陣を切って会場に登場。
自らが歌った「メタバースデイ」の曲と共にイベントはスタート。
久しぶりなのか、声が震えているように感じたが、それも時間が解決。
いつもの元気はつらつな歌声で、会場も一気にヒートアップ。
さすがはメタバース原住民の長たる実力であると実感させられた。
L*aura バーチャル世界の歌姫ローラ

名前に恥じない歌声を持つバーチャル歌姫L*aura氏。
自身の持つオリジナル曲を筆頭に2曲を歌いきる。
彼女の持つ天をも貫くのびのびとした高音ソプラノには、会場全体も息をのむばかり。
「バーチャル美少女ねむ」氏がメタバース界の長ならば、「L*aura」氏はさしずめ長夫人といっても過言ではないのではないだろうか。
それほどに歌声、見目ともに麗しい歌姫であったことは確かだ。
最後の挨拶の時に、感激の涙を流しながら挨拶をしていたのは、本当に頑張ってきたんだなぁということが画面越しに伝わってくるのがわかった。
セイ・クイーン(私立バ美肉学園)

私立バ美肉学園からやってきた学園生徒会長。
もともとは学園自体も本人の中だけの創作物であったものが、周囲の協力もありその世界観が実現した、まさにシンデレラガール。
バ美肉とは思えない柔らかな女性ボイスに、筆者も思わず聞きほれてしまった。
歌声はまるで、教会で祈りを捧げる修道女の讃美歌のよう。
優しく包み込まれるような声かと思いきや!
2曲目のカバーソングでは、性格が変わったかのような力強いパワーボーカルを披露。
そのギャップに思わず筆者も私立バ美肉学園に体験入学してみたいと思ってしまったほどだ。
甘野氷

オーディエンスを巻き込む歌い方は出演者の中でもピカイチにうまい歌い手。
実はこの出演者、歌だけではなく本人が立つステージの設計等も行っている技術者でもあるのだ。
まさに天は彼女に二物以上の才能を与えた、スーパーマルチクリエイター。
この日一番、会場と出演者が一体化したのではないかと思うのが彼女である。
2曲目も激しいユーロビート調の歌を歌い、会場の熱気をさらに上昇させていた。
もしかしたら、物理世界でもこのような活動を行っているのかもしれないと感じさせるポテンシャルはあった。
なずもこ(なず+もこのもこ)

メタバースで結ばれたお砂糖カップル。
見た目からして可愛い二人が、舞台上でイチャイチャするだけで、会場内は黄色い声援で埋め尽くされる。
白いフリルのお人形さんみたいなカワイイ娘がなず氏。
黒いシックな服装をしている娘がもこのもこ氏。
なず氏の歌声は見た目どおり、ロリィタを彷彿させる甘いとろけるような声。
もこ氏の歌声は見た目からはイメージできない、ポップソングが似合うようなさわやかな歌声。
この2人の歌声がミックスされたら、それは筆者じゃなくても「カワイイ~!こっちみて~!」と言いたくなるようなカワイイさがある。
途中、ねむ氏が2人の間に入ろうとしていたが、その気持ちもわかるくらいの甘々な関係。
メタバースとはこのような関係もアリなのだと、筆者に示してくれた2人組であった。
草羽エル

衣装作成なども手掛ける、こちらもマルチタレントの持ち主である草羽エル氏。
その声質は、ややハスキーっぽい感じで心の中にスーッとしみ込んでいくような歌声。
筆者の中ではバラードや静かな曲をしっとりと歌って、お客さまにサービスをしているイメージが強く残った。
普段はBARなども経営しているようなので、そのような場所でこの歌声でサービスをしてくれたらお酒もどんどん進んでしまいそうである。
このような歌も創作もできる店主がいる酒場であるならば、筆者も妻と一緒に行って、草羽氏の歌を聴きながら食事をしてみたいと思わせるほど。
本当に物理世界にこんなコンセプトの飲み屋さんがないのが悔やまれるくらいのクオリティで、思わず歯ぎしりをしそうになりますね。
jumius(ゆみうす)

実際の大学で准教授をしているガチの学問畑のjumiusu氏。
その歌声は、本職が准教授なのかと思うような声色で、イメージは歌のお姉さんを思い出させるようなもの。
これでいて、モデリングなどの研究も常日頃からしていると考えると、日本の技術は明るいなと筆者は感じた。
もし、学生に戻れるのであればjumiusu先生の研究室でメタバースの研究をしたいと思わせるほどの魅力があふれている。
また、後ろでピアノを弾いている、ふかみあいや氏は弾いてフリではなく、実際に生演奏をしているので、そのピアノ捌きも見ていただきたい。
生演奏に生歌っていくらメタバースでも、ここまでぜいたくでいいのかと思うくらいのクオリティ。
これは、ぜひともアーカイブでもいいので見てほしい。
会場の雰囲気について









結論
現実世界でも妻に連れられて野外音楽フェスに行ったことがあるが、あの時もかなり興奮したことを今でも強く覚えている。
その時の熱い思いがが「メタバースデイ・パーティ」をライブビューイングではあるが、見ていて込み上げてきた。
メタバースとはここまでに人の心に作用を及ぼすものなのか。
そんなことを感じさせられた素敵なライブ。
これを企画・運営をした「バーチャル美少女ねむ」氏をはじめとする出演者、スタッフの皆様、本当にお疲れさまでした。
またこのようなイベントがあった際には、陰ながら応援をしていきたいと思います。