今や稼働者数は企業、個人合わせて1万人とも2万人ともいわれるVtuber業界。
ちょっとした街の人口ぐらいはいるのではないかというくらいの人数が、日夜配信などで自らのパフォーマンスを行っている。
比較的若い層が彼ら、彼女らの配信を目的にYoutubeなどの配信プラットフォームにあつまり、ワイワイと配信者と共に楽しんでいる。
配信者からしてみれば、コメントなどで応援をしてくれるファンたちは大切な存在。
だからこそ気になるのが、そのファンたちが本当は何を思って配信を見ているかということ。
本記事では、複数のVtuberを追いかけ、熱狂的に応援するVtuberもいる視聴者である「水の亜美」氏にリスナー目線からみたVtuberについてインタビューを行った。
はたして、リスナーの目には配信者たちはどのように映っているのでしょうか。
Contents
インタビュー内容
水の亜美さんがVtuberを知ったきっかけ
VTuberと言う言葉が世に広がる前から活動してた「ウェザーロイドtypeAアイリ(ポン子)」
ポン子が深夜の枠で天気予報してたのを見て「こんなキャラがいるんだ?」と、知ったのが始まりです。
ちなみにまだこの頃のポン子は「中のヒト」いや、マネージャーがいなかったと記憶しています。
水の亜美さんの最推しVtuberさん
最推しは「雪月うさぎ」先生です。
「不登校や勉強の苦手な子たちへのサポートをしたい」
と言う、崇高な志に惹かれて応援してます。
ちなみに、有料ファンボックス、メンバーシップ最高位プラン加入、赤スパ、どねる(ユーチューブのスパチャとはまた別の投げ銭方法)とほぼ全ての応援方法の「初めて」をうさぎ先生に捧げました。
しかし、2022年8月の配信を最後に運営との連絡を途絶して以来、うさぎ先生の声を聞く事は叶ってません。
戻って来られる日をひたすら待ち続けてます。
水の亜美さんが今、一番注目しているVtuber
「雪月うさぎ」先生が配信活動続けていればうさぎ先生一択だけど…
1人しか選べない条件なら「天乃うづ」ちゃんかな?
今年の2月26日に初配信デビュー果たしたけど、配信中のコメント遅延が40分発生とか言う前代未聞の配信デビュー果たしたVTuberさんです。
ちなみにジャンルとして「現役見習い巫女VTuber」を名乗ってる「魂さんが本物の巫女」と言う異色の存在でもあります。
配信内容が「雑談」「参加型マインクラフト」がメインですが、その雑談配信はテーマがあっても脱線しまくり!
でも聞いてて飽きない魅力があります。
リスナーとの「距離の取り方」が、絶妙なのです。近からず遠からずの距離感をナチュラルにやってのけるその配信は「持って生まれた才能」だと思います。
あと、リスナー思いの配信者でもあります。
配信開始初期に「オリジナルグッズプレゼント」企画やったけど、その全ての費用をうづちゃんの「自己負担」でやったのです。
「配送料くらい負担させて!」とのリスナーの声を「推してくれるお礼だから」と受け取る事なくプレゼントしてくれました。
(その数20数人!)
そのうづちゃん、現時点のチャンネル登録者数480人近いけど、もっと伸びて欲しいVTuberさんです。
よければチャンネル登録宜しくお願いします。
【天乃うづさんのチャンネルはこちらから】
https://www.youtube.com/@user-vn1et1kp1l
水の亜美さんからみたVtuber業界の魅力
「優しい世界」が全体を包んでる感じかな?
配信者がリスナーの事を気遣い、リスナーは配信者の事を気遣う…
リアルの世界でもあるべき事だけど、それが「より分かりやすい形」で実現されてる事。
また、配信者の裁量もあるけど「リスナー同士の会話」で、配信者と共に盛り上がったり、配信内容から脱線したりと「いっしょに無駄な時間をワイワイ楽しむ」感覚って、一般社会じゃ味わえない時間を楽しめる事じゃないかと思ってます。
水の亜美さんのリスナーとしての意見
「コラボ相手とのケンカ」とか「運営との揉め事」くらいしか思い浮かばなかった…
むしろ「弱いところも見せて欲しい」くらいです。
「そこを含めて好きになりたい」から。
ただ、配信の向こう側(画面の向こう側)で、運営コラボ相手とケンカ地味たやりとりはいただけないかなぁ?
そんなVTuberさん見たことないけど…
水の亜美さんが考えるリスナーと配信者との距離感
実は意識した事がありません。
この質問みて改めて考えたくらいです。
ただ「他のリスナーさんよりほんのちょっと近いと嬉しいかな?」とは正直思う。
常に「配信者、他のリスナーさんに不快感を与える様なコメントしない様に」とは心がけてます。
それが結果として配信者との距離感の取り方に繋がってるのかなぁ?
水の亜美さんが考える今後のVtuber業界
コモディティ化って言うんですか?
より身近な存在になる…
そんな方向に向かうかなと?
大手企業すらもVTuberを使った販促してるし(ロート製薬公式VTuber根羽清ココロちゃんの様に製品販促とか全然関係ないところから始まったVTuberさんもいるけど)大学のVTuber研究会みたいなところからデビューするVTuberさんもいるくらいだし。
コモディティ化するデメリットとして「ありふれた存在」として巷に溢れるから「見つけてもらえる」確率は各段に低くなるかと?
見つけてもらう為に、今より過激な方向に向かう(エロとか色々)VTuberさんが現れて色々規制が入ったりないか?
そんな世界を心配してます。
表現の自由との兼ね合いから色々制限されかねないVTuber界隈にならない様に、リスナー側も注意して行かなきゃと、改めて気付いた次第です。
製品やサービスについて、性能・品質・創造性・ブランド力などに大差がなくなり、顧客からみて「どの会社の製品やサービスも似たようなもの」に見えるようになった状況、を意味するマーケティング用語のこと
水の亜美さんから「これからVtuberを見る人へ」のアドバイス
配信者側の事は判らないので、その目線での事は何も言えないけど、リスナー側の目線から。
「推しは推せる時に推せ!」
「万が一推しが配信終了しても、推してた事を後悔しない」
様な推し方しよう!です。
始まりがあれば終わりもある。
楽しい時間を共有した事を人生の楽しみの1つとして心の中に残してあげられるなら、配信者も配信してて良かったと言ってくれると思います。
結論
今回は配信者を見守るリスナーの目線について、「水の亜美」氏にインタビューを行った。
インタビューをとおして、水の氏から感じる、相手を思いやる気持ちや応援したい気持ちというものがヒシヒシと伝わってきた。
すべてのリスナーが水の氏と同じように、優しい気持ちで配信者を応援できるような人ばかりであればいいのだが・・・
中には自分勝手なリスナーや、勘違いをして逆に配信者に迷惑をかけるリスナーも世の中には存在する。
そういうリスナーには一度、踏みとどまって考えてもらいたい。
「あなたの推しは、そのことを本当に望んでいますか?」
と。
そのことをしっかりと胸に刻んで、楽しく配信者と一緒に楽しい時間を過ごしていくことは最高の娯楽の1つではないかと筆者は考えます。
今回、ご多忙にもかかわらずインタビューにご協力していただきました、「水の亜美」氏には改めて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。