人は何かになりたと思って、行動を起こすもの。
それが生きるためだったり、自分の快楽のためだったり・・・
目的があるからこそ、行動が始まる。
それは、Vtuber業界でも同じこと。
たとえば、歌を歌ってみんなに聞いてもらいたい。
たとえば、自身のゲームプレイを見てもらって賞賛をしてほしい。
いろいろ目的はあるだろうが、中には自分自身の作った創作物を見てもらって意見をもらいたい。
そんなことを思う人もいるだろう。
今回、取材をさせていただいた「蛍火あいる」さんも、無から有を生み出す現代錬金術師の1人。
まだまだ、なりたての新人ではあるが、イイものを作りたいという熱き欲求と、希望に満ちた考えは、他のVtuberとは異なるのではないだろうか。
そんな未来有望な蛍火さんに、今後の活動なども含めて、さまざまな点からインタビューを行ってみた。
聞いてみると、その熱き魂を感じることができるでしょう!
【蛍火あいるさんのTwitter等はこちらから】
Twitter:https://twitter.com/hotarubi_airu
youtube:https://www.youtube.com/@Airu_Hotarubi
インタビュー内容
Vtuberになりたい!
がスタートではなかったんです。
数年前にVRchatを知って、とても興味が湧いたんですけれど、とても貧乏生活をしていました。
なので、VR機器を買えなくてプレイ出来なかったんです。
VR機器を使わないデスクトップモードというのでも、プレイすることは出来るのですが、やるならちゃんとVR機器を使って、自分好みのアバターで体験したくて・・・
その後、コロナが流行り始めて、ただでさえ引きこもりなのに、年単位で人に会わない生活になってしまいました。
私はとても寂しがりやなので、人と触れ合いたいがゆえに、VRchatやりたい熱も高まる一方で・・・
そうこうしてるうちに、円安で海外製品が軒並み値上がりしてしまったので、本当に手が出せなくなっちゃったんですよね。
そんな時にPico4という機器が発売されて、それがとてもお安かったんですよ。
これはもう、今買っておかねば!
と思い、毎日もやし生活になるのを覚悟して、2022年10月にPico4を購入しました。
VRchatにはユーザーの信頼度みたいなシステムがあって、それがある程度上がらないと自前のアバターをアップロードすることが出来ないんです。
私は、まだプレイしていないうちから、今のアバターを用意し始めたんです。
3DをいじるのもUnityをいじるのも初めてのくせに、
「こういうアバターになりたい!」
っていうのだけは具体的にあったので、色々勉強しなきゃいけないと思って・・・
で、アバターがある程度形になってきた頃に「これ、Vtuberも出来るのでは……?」と思いついたんです。
個人的に、VRやメタバースは今後数年で今よりもさらに進化して、 現実の生活にも密接なものになっていくと考えています。
今はまだ色んな意味で敷居が高いじゃないですか。
機器も割と高価だし、基本的に性能のいいPCも必要だし・・・
なのに、VRでどんな体験が出来るのかは、自分から調べないとなかなか実態が見えにくい、みたいな。
であれば、Vtuberになって、自分から何かを発信できるようになれたら、VR面白いよ!って誰かにアピールすることが出来るかも知れないですし。
何より、私と一緒にVRで遊びたいって人を見つけられるんじゃないかなーと思ったんです。
それがもし、ほんのわずかにでもVRの普及やメタバースの発展に繋がるなら、とてもすごいことじゃん!
よし、やろう!!
・・・みたいな感じでVtuberを目指すことにしました。
VRゲームとかをプレイして、そこで体験できることの面白さを伝えていきたいです。
ゲームだけじゃなく、VRだからこそ出来る体験を、自分のコンテンツに取り入れていけたらいいなと思っています。
今はまだ色々と勉強中なので、具体的な内容は明言しずらいのですけれど・・・
私自身がとても好奇心旺盛な性格なので、面白そうなことを見つけたら、色々と手を出してみたいです。
あと個人的にVR、とくにVRchatのようなVRSNSって、色んなマイノリティに優しい場所だとも思うんです。
性別や年齢、住んでる場所、趣味・嗜好みたいなものに縛られずに、色んなことが出来るので、そういう側面も面白く伝えていけたらいいなぁと夢想してます。
私、あこがれのVtuberさんがいるんです。
海外の方なんですけれども・・・
恐らく個人で活動されてらっしゃると思います。
ものすごいリアルなアバターを使っていて、全身ごりごりに動くし、デジタルの小道具とかも駆使していて、とてもユニークな配信をされてる方なんです。
その方は恐らく、Xsensというトラッキング機器を使っているのですが、それが本当に高いんですよ……。
でも、いつかそれを手に入れて、今よりもフォトリアルなアバターに魂を移して、 現実と見分けがつかない、でも現実ではありえない、体験できない、そんなコンテンツを作れるVtuberになるのが夢です。
なんでも聴きます!
ヘビーロック、ヘビーメタルみたいな重たいのも好きだし、HIPHOPやR&B、ソウル、ファンクも大好物。
50年代のロックンロールやロカビリー、80年代のディスコミュージックとか、EDMみたいなエレクトロ系もよく聴きます。
ボカロやJ-POPも聴きますが、お部屋で聴く音楽は洋楽が多いかも知れません。
最近はK-POPが大好きです!
音大とかに通ってたわけではないのでそんなに素養は持ち得ていないですが、クラシックも大好きです。
いつかチェロを弾いてみたいです。
まだ勉強を始めて2ヶ月弱で、正直なにがわからないのかわからない状態です。
何をやるにしても非常に苦労してます。
こんな事出来たら嬉しいけど出来るかな?って調べて、なんとなくそれっぽいHowToを見つけたら試してみて・・・
うまく行かなくて失敗して、もう一回調べ直して・・・
みたいな感じで、すごく遠回りしていると思います。
間違いなく非効率ですが、やっていて、とても楽しいです。
ギャルになりてぇオトコの娘なので、やっぱりモデルをいじっている時が一番楽しいです。
自分的にたまんないわね!っていうフェチなこだわりとかを表現できたりすると、すごくテンションが上がります。
Unityに関しては、私はゲーム制作ではなくビジュアライゼーションという分野に特化して勉強しているので、ぱっと見てなんかすごい!っていうビジュアルに出来た時はとても楽しいし、充実した気持ちになります。
今はUnityだけで精一杯なので、なかなか手が出せていないのですが、いずれUnreal Engineでのビジュアライゼーションにも挑戦したいです。
歌ってみたのMIXに関しては、ボーカルさんの声を殺さない&原曲を壊さないというのは最低限意識します。
MIXは歌声も楽曲も他人のふんどしなので、出過ぎたアーティスト心みたいなのはぐっと抑えます。
表立った音楽活動などはしていないのですけど、実は作詞作編曲から演奏、歌まで自分で出来はするので、いずれそういう事もVRと絡めて出来たらいいなーとか思います。
ボイチェンを使って歌ってみたいです!
ギャルになりてぇオトコの娘、蛍火あいるです!
世間ではオタクに優しいギャルがてぇてぇされていますが、あいるは誰にでも優しくできるギャルになりてぇです。
今はまだ準備中ですが、Twitterのフォロワーさんが500人になったら、活動をはじめる予定です。
バーチャルの体とVRを駆使して、誰かがほっと一息つけるような、そんな穏やかな場所になれたらいいなと思います。
あなたに見つけてもらえる日を楽しみに待ってるわよ(*ˊᗜˋ*)
【蛍火あいるさんのTwitter等はこちらから】
結論
さて、今回は創作やMIXを行えるオトコの娘Vtuber「蛍火あいる」さんをインタビューしてきました。
お話を聞いていく中で、「自分はこうなりたい!」「こんなことがしたい!」という一本芯のとおった強い思いが、ひしひしと伝わってきた。
ところどころ弱気な発言が見え隠れするが、それはまだ、あいるさんが歩き始めの初心者だから。
これが自由に技術を操れるようになり、自分の思いどおりに錬成をすることができるようになったら・・・
きっと、彼は自信に満ちた眼で、生き生きと活動をしていることだろう。
そんな希望のたまごを、今後も温かく見守っていきたいと思います。
今回、インタビューにご協力いただきました「蛍火あいる」さん。
本当にありがとうございました。
【蛍火あいるさんのTwitter等はこちらから】
Twitter:https://twitter.com/hotarubi_airu
youtube:https://www.youtube.com/@Airu_Hotarubi