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【ぐりとぐら】絵本作者・山脇百合子さん亡くなる。世代を超えて愛された絵本。

ぐりとぐら

「ぐりとぐら」

という作品を聞いたことがありますか。

もしかしたら、ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが・・・

大半の方は「どこかで聞いたことがあるな」と引っ掛かる方もいるかもしれません。

非常にハートフルな作品で、大人になってみてみても心癒される絵本。

そんな絵本の挿絵を描いていた「山脇百合子」さんという方が、先日この世を去りました。

今回は、山脇先生のご逝去を悼み、これまでのご活躍と筆者の思い出を記事にしてみました。

願わくばもっと世に作品を出してほしいと願っていたのですが、本当に残念です。

先生への哀悼の意を込めて、いろいろと調査をさせていただきました。

山脇百合子さんの死因

山脇百合子さんの死因

山脇百合子さんは、2022年9月29日にお亡くなりになりました。

享年は80歳。

「シェーグレン症候群」による衰弱死との発表がなされている。

告別式については、既に近親者によって執り行われているとのこと。

 

シェーグレン症候群は指定難病として、国に登録されている病気です。

(指定番号53番)

シェーグレン症候群とは

本疾患は主として中年女性に好発する涙腺と唾液腺を標的とする臓器特異的自己免疫疾患ですが、全身性の臓器病変を伴う全身性の自己免疫疾患でもあります。

シェーグレン症候群は膠原(こうげん)病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、混合性結合組織病) に合併する二次性シェーグレン症候群と、これらの合併のない 原発性 シェーグレン症候群に分類されます。

原発性 シェーグレン症候群の病変は3つに分けることができます。

1つ目は目の乾燥(ドライアイ)、口腔乾燥の症状のみがある患者さんで、ほとんど゛健康に″に暮らしている患者さんもいますが、ひどい乾燥症状に悩まされている人もいます(約45%)。

2つ目は全身性の何らかの臓器病変を伴うグループで、諸臓器への リンパ球浸潤 、増殖による病変や 自己抗体 、高γグロブリン血症などによる病変を伴う患者さんです(約50%)。

3つ目は悪性リンパ腫や原発性マクログロブリン血症を発症した状態です(約 5%)。

経過を見ますと、約半数の患者さんは10年以上経っても何の変化もありませんが、半数の患者さんは10年以上経つと何らかの検査値異常や新しい病変がみられます。

この病気の患者さんはどのくらいいるのか

2011年の厚生労働省研究班のデータでは、1年間に病院などを受療した患者さんは約68,000人とされました。

しかし、潜在的な患者さんを含めると、この数よりも多いことが推測され、アメリカのデータを当てはめると10~30万人と推定されることもあります。

この病気はどのような人に多いのか

この疾患の年齢層は50歳代にピークがあります。

少数ですが、子供から80歳の老人まで発症することもあります。

男女比は男1人:女17人で、女性に多く発症します。

関節リウマチの患者さんの約20%にシェーグレン症候群が発症します。

その他の膠原病の患者さんにも発症することがあります。

この病気の原因はわかっているのか

自己免疫による疾患で、自分の身体の成分に対して免疫反応を起こすことによる疾患です。

遺伝的要因、ウイルスなどの環境要因、免疫異常、更に女性ホルモンの要因が考えられています。

これらの4つの要因が複雑に関連し合って発症するものと考えられ、どれか一つの原因で発病するわけではありません。

この病気は遺伝するのか

同一家族内に膠原病が発症する率は約8%で、シェーグレン症候群が発症する率は約2%位とされています。

これはそうでない人と比べ少し多いですが、単一の遺伝子の変化が原因で発症するいわゆる遺伝病ではありません。

この病気ではどのような症状がおきるか

1. 目の乾燥(ドライアイ)
・涙が出ない ・目がごろごろする ・目がかゆい ・目が痛い ・目が疲れる ・物がよくみえない ・まぶしい ・目やにがたまる ・悲しい時でも涙が出ないなど。

2.口の乾燥(ドライマウス)
・ 口が渇く ・ 唾液が出ない ・ 摂食時によく水を飲む ・ 口が渇いて日常会話が続けられない ・ 味がよくわからない ・ 口内が痛む ・ 外出時水筒を持ち歩く・夜間に飲水のために起きる・虫歯が多くなったなど。

3.鼻腔の乾燥
・ 鼻が渇く ・ 鼻の中にかさぶたが出来る ・ 鼻出血があるなど。

4. その他
・ 唾液腺の腫れと痛み ・ 息切れ ・ 熱が出る ・ 関節痛 ・ 毛が抜ける ・ 肌荒れ ・ 夜間の頻尿 ・ 紫斑 ・ 皮疹 ・ レイノー現象 ・ アレルギー ・ 日光過敏 ・ 膣乾燥(性交不快感)など。

 

・ 全身症状として  疲労感 ・ 記憶力低下 ・ 頭痛は特に多い症状で、 めまい ・ 集中力の低下 ・ 気分が移りやすい ・ うつ傾向などもよくあります。

引用先:難病情報センター

山脇百合子さんの作品

山脇百合子さんの作品についてはいかのとおり。

この中で、このブログをお読みの方もたくさんいるのではないでしょうか。

山川百合子さんの作品一覧
  • 『ぐりとぐら』シリーズ 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『そらいろのたね』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『たからさがし』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『いやいやえん』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『かえるのエルタ』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『なぞなぞえほんセット』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『森おばけ』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『おひさまはらっぱ』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『わんわん村のおはなし』 文・中川李枝子(福音館書店)
  • 『なぞなぞえほん』 文・中川李枝子(福音館書店)
    • 1のまき
    • 2のまき
    • 3のまき
    • カレンダー なぞなぞえほん2002
  • 『こどものためのたのしい劇集』 作と構成・中川李枝子、音楽・熊谷隆子(福音館書店)
  • 『子どもとお母さんのおはなし』 文・中川李枝子(のら書店)
    • 『こぎつねコンチ 子どもとお母さんのおはなし』
    • 『けんた・うさぎ 子どもとお母さんのおはなし』
    • 『三つ子のこぶた 子どもとお母さんのおはなし』
  • 『ねこのおんがえし』 文・中川李枝子(のら書店)
  • 『いたずらぎつね』 文・中川李枝子(のら書店)
  • 『やまわきゆりこのあかちゃん日記』(のら書店)
  • 『じぶんでつくる6さいまでのアルバム』(のら書店)
  • 『やまわきゆりこのデイブック』(のら書店)
  • 『たんたのたんけん』 文・中川李枝子(学研)
  • 『本・子ども・絵本』 文・中川李枝子(大和書房)
  • 『あひるのバーバちゃん』 文・神沢利子(偕成社)
    • 『バーバちゃんのおみまい』
    • 『バーバちゃんととんできたぼうし』
    • 『バーバちゃんのおきゃくさま』
  • 『べんけいとおとみさん』 文・石井桃子(福音館書店)
  • 『もりのへなそうる』 文・渡辺茂男 (福音館書店)
  • 『せっけんつけてぶくぶくぷわー』 文・岸田衿子(福音館書店)
  • 『このゆきだるまだーれ?』 文・岸田衿子(福音館書店)
  • 『きょうのおべんとうなんだろな』 文・岸田衿子(福音館書店)
  • 『木いちごつみ 子どものための詩と絵の本』 文・岸田衿子(福音館書店)
  • 『こどもの季節』 文・原田和子(婦人之友社)
  • 『おいしい料理のほん みんなでつくってみんなでたべよう!』 文・大原照子 (福音館書店)
  • 『ベッツィーとテイシイ』 文・モード ・ハート・ラブレイス、訳・恩地三保子(福音館書店)復刻あり
  • 『あたまをつかった小さなおばあさん』 文・ポープ・ニューウェル、訳・松岡享子(福音館書店)
  • 『きつねのルナール』 文・レオポルト・ジョヴォー(福音館書店)*この本の訳も山脇が執筆している。
  • 『こんにちはおてがみです』(福音館書店)*中川李枝子を含む多数の作家が参加
  • 『ねずみのおいしゃさま 英語版』 文・中川正文、訳・ミア・リン・ペリー(アールアイシー出版)
  • 『木いちごの王さま』2011年2月、文・ サカリアス・トペリウス、訳、岸田衿子(集英社)

山脇百合子さんの経歴

山脇百合子さんの経歴については以下のとおり。

  • 旧姓:大村 百合子(おおむら ゆりこ)
  • 生年月日:1941年2月3日
  • 出身地:東京都
  • 職業:絵本作家、挿絵画家
  • 最終学歴:上智大学 外国語学部 フランス語科卒業
  • ジャンル:絵本
  • 文学活動:1962年 – 2022年
  • 代表作
    『ぐりとぐら』(1963年)
    『そらいろのたね』(1964年)
  • 主な受賞歴
    厚生大臣賞(1967年)
    菊池寛賞(2013年)
  • デビュー作
    『いやいやえん』(1962年)

筆者の思い出

筆者も小さい頃の「ぐりとぐら」の本を母によく読んでもらった記憶があります。

当時の記憶を思い出してみると、やはり一番最初に発表された作品が印象に残っています。

大きな卵を二人で運んできて、大きなフライパンでパンケーキを作っていた場面

当時は、

こんな大きなパンケーキを自分も食べたい
パンケーキ

と、憧れを抱かせるような作画が本当に魅力的でした。

山脇さんの訃報を聞いて、改めてこの場面を見ても「やはりおいしそうだ」と思ってしまいます。

それくらい、筆者の頭の中にはこの場面が印象的に残っています。

結論

筆者も幼少期にたくさんお世話になった「ぐりとぐら」

もし、子どもが生まれたら絶対に読んで聞かせてあげようと思っていた作品の作者。

そして、筆者自身の姉弟にいる子どもにも買ってあげたいと思えるような作品。

そんな作品を世に生み出してくれた作画さんが亡くなったことは非常に悲しい事です。

しかし、山脇さんが残してくれた作品は、これからもファンや子供たちの心の中にずっと生き続けることでしょう。

山脇先生。

これまでのご活躍、大変お疲れ様でした。

今はゆっくりとお休みになられてください。

そして、第二の道で新たな活動で、あちらの世界でも人々を喜ばせてください。