GOOGLEの検索バーに「オタク 結婚」と入力すると、サジェストには以下のようなものが出てくる。
- オタク 結婚 難しい
- オタク 結婚 やめた
- オタク 結婚 後悔
現在はオタク同士の結婚をあっせんする業者なども増え、オタクの結婚に対しては活路が見え始めている。
なのに、どうしてこのようなネガティブなワードがサジェストとして出てくるのだろうか。
考えられることは1つ。
オタク同士でも価値観が合わないから
そのことに尽きると思う。
では、どのようにしたらオタク同士が結婚してうまくいくのか。
筆者も妻とはオタク同士の結婚をして、現在で4年目になる。
普段、筆者たちはどのようなことに気を付けているかを、妻と一緒に考察してみた。
その考察内容を以下でご紹介したいと思う。
なぜ筆者夫婦はうまくいっているのか
なぜ、筆者夫婦はうまくいっているのか。
妻と一緒にうまく生活できている要因について一緒に考えてみました。
その中ででた結論が以下の内容です。
- お互いの趣味を寛容に受け入れているところ
- お互いがお互いの趣味に興味を示しているところ
- お互いがお互いを支えるという気持ちを持っていること
- 楽しく生活するためにはどうしたらいいかを常に考えていること
- 公私の区別をつけ、オタ活をするときは好きなだけやっていること
上記5点が筆者夫婦が上手くいっている要因なのではないかと結論付けました。
それでは1つずつ検証していきましょう。
お互いの趣味を寛容に受け入れているところ
まず、お互いに寛容な心で相手の好きなことを受け入れることが必要だということ。

いくらオタク同士で結婚したとしても、相手の興味関心のあることに対して、理解を示せないとケンカになります。
このことって、オタクじゃなくても普通のカップルにも言えることなんじゃないかな。
筆者夫婦の場合、受け入れつつもあまりパートナーに対してお互い干渉しないようにしている感じです。
それもあってか、夫婦ケンカになることは滅多になく、毎日楽しく生活してますね。
お互いがお互いの趣味に興味を示しているところ
筆者夫婦の場合、オタク夫婦なのでお互いに何をやっているのか気になることが良くあります。
なので、時折「それって何?」とか「面白そうだから一緒に見よう」など、ともに同じ時間を過ごすことが多いです。

実例を挙げると、筆者はもともと「悪魔城ドラキュラ」シリーズには興味がまったくなかった。
一方、結婚前の妻は友人との間で当時「悪魔城ドラキュラ ハーモニーオブディスペア」というXbox360 のオンライン協力アクションゲームにハマっていました。
そこで、妻が「筆者も参加してもらえたら楽しい」と誘ってきたのです。
最初はXbox360 も買わなければならないし、金銭的な面もあったので断っていた。
しかし、自分でその作品の動画を見ていくうちに、やりたい衝動にかられ、ついにXbox360 を購入。
購入後、妻に連絡し友人らと楽しく「悪魔城ドラキュラ」のオンラインプレイを楽しむようになりました。
逆のパターンもまたあります。
筆者は大学時代から「麻雀」を友人らとすることが楽しくて仕方ありませんでした。
しかし、当時の妻は「麻雀賭け事とかあるからやらない」と突っぱねていたのです。
筆者はそういう理由ならしかたないやと思い、無理には妻を誘いませんでした。
その後、大学を卒業し本格的に社会人になってから状況は一変しました。
ある日突然妻から「麻雀って面白いね」と言ってきたのです。

理由を聞くと「筆者たちが楽しそうにやってるゲームなら自分も参加したい」とのこと。
親に隠れながらパソコンで練習をしていたようです。
今では二人で麻雀プロリーグの「Mリーグ」を見たり、友人を誘ってオンライン麻雀などをしたりして遊ぶようになりました。

麻雀中は、上の写真のように夫婦というよりは、ライバルといった感じでお互い容赦なしで戦います。
そして、終わった後はお互いの手を振り返りながら、感想戦をしたりします。
お互いがお互いを支えるという気持ちを持っていること
結婚後、2人で最初に決めたことは
「自分のことは自分でやる。協力できることは協力して問題解決をする」
ということ。
例えば
- 夕飯の準備は基本妻の仕事。でも時には筆者がごはん支度をする。
- 洗濯物をたたむときは、暇があるなら手伝い片付けまでをする。
- ごみ出しについては、お互いに前日に「OOの日」と決めて回収して、朝に捨てる。
- 困ったときは寝ていようとも起こして、その場で問題を解決する
など、細かい部分はいろいろあるが、常に家にいるときは嫁とコンタクトを取りながら生活をしている。
それが日常化しているので、疲れるといった感覚は全くない。
要するに、いくら夫婦と言えども元は他人。
相手を思いやる気持ちが非常に大切になってくると思う。
楽しく生活するためにはどうしたらいいかを常に考えていること
もともと夫婦そろってゲーマー気質なところがあり、生活することもまたゲームであるととらえている部分はある。
なので、家事一つとってもゲーム。

筆者は妻が一生懸命家事や仕事を頑張っていると思えば、ご褒美という名の報酬を渡すようにしている。
それが例えば妻の欲しいものを買ってあげたりだとか。
夕食や昼食の準備をしないで外食に連れていくだとか。
ときには、マッサージなんかもしてあげることもある。

妻もまた、筆者の健康の事を考えて食事を作るゲームを楽しんでいる。
そして、筆者がしっかり食べるかどうかを判定している。

筆者の「おいしいねぇ」の一言が、妻にとって最高の報酬となっているようだ。
その言葉を聞くと「今回のはね・・・」と今日の料理の様子を教えてくれる。
そこから、夫婦の会話は盛り上がり、楽しい夕食時間を過ごすことができる。
公私の区別をつけ、オタ活をするときは好きなだけやっていること
筆者も妻もそうだが、外に出たときはあくまでも一般人と同じく礼儀をわきまえるようにしている。
外ではほとんどオタクの話はせず、相手に合わせるようにして、公私混同しないように心がけて行動。

しかし、一度自分の好きなテリトリーに入った瞬間に、思いっきり楽しむ!
それも半端な楽しみ方ではなく、自分が満足できるくらいの熱量で楽しむ。

そうやってメリハリを利かせることによって、自分たちの気持ちをしっかりと律していけていると感じる。
実際のオタク夫婦のご自宅大公開
それでは、実際のオタク趣味夫婦の家の中はどうなっているか。
お見せできない部分もあるので、一部分だけを写真に撮ってみたので、ご覧いただきましょう。
玄関先

まずは、玄関を入って右手には、妻の大好きな「おそ松さん」の関連グッツ。
これ、実は地元で行われたおそ松さんフェアの際に妻の豪運で当てた商品ばかりです。
その他にも、妻はロシアの民芸品、マトリョーシカが大好きなのでそれも飾っています。


玄関を入って左側には、筆者の応援しているBリーグチームの応援タオルを飾っています。
現在集められた応援グッツは、青森ワッツ、仙台89ers、福島ファイヤーボンズ。
写真には写っていませんが、岩手ビッグブルズの応援タオルも張っていたりします。
居間


居間には筆者の地元、青森ワッツの応援レプリカユニフォームと球団創設5周年記念のTシャツが飾ってあります。
5周年Tシャツには、当時結婚する前の妻が大好きだった選手、「高橋憲一」選手の缶バッチがたくさんつけられています。
現在、高橋選手は引退をし、後進育成のためにご尽力されているようです。

他の壁には広島東洋カープのレプリカユニフォームが飾ってあります。
もちろん、これも筆者が応援している球団ですね。
本当は当時大活躍していた「鈴木誠也」選手のものが欲しかったのですが・・・
旅行先のサービスエリアで販売していたのが「安部友裕」選手のものだけでした。
当時、二塁手として活躍していた選手でもあったので、その時はうれしさのあまり買ってしまいました。


これは、ダイソーで当時シールを集めて買うことができたぬいぐるみ。
それに妻がMリーグの押しチームのユニフォームを着せたものです。
- 左の1枚だけ映っているクマが「セトクマ」
- 右の写真の大きいクマが「ハギワラ」
- 右の写真のピンクのクマが「クロサワ」
だそうです。
Mリーグを見ている方ならピンッとくるかもしれませんが・・・
そうです。チーム雷電のメンバーを模したクマのぬいぐるみです。
なんでも、チーム雷電が勝てるように願掛けをするために作ったそうです。

居間のテレビの前には、ロシアの民芸品。
マトリョーシカがいっぱい飾っております。
これ、アリスのフィギュア以外は全部マトリョーシカなんですよ!
私もはじめは信じられなかったのですが、マトリョーシカと言ってもいろいろ種類があるみたいです。
寝室兼作業部屋
寝室兼作業部屋はまさにアトリエ状態。
各々の隙間ものに囲まれて生活をしています。

まずは、妻のオタク要素「プリキュアシリーズ」のハンカチを壁前面に広げた光景。
各作品ごと、製品ごとにキャラクターの書き方が違うので、よく見ると面白かったりします。
筆者も「HAGっと!プリキュア」の「キュアエール」が大好きなので、割とまんざらでもない壁紙です。


別の壁には食玩フィギュアで販売されていた、歴代プリキュアの陳列棚が盛大にあります。
なかなか初期のころのものが手に入らないと言って、嘆いている嫁。
今でも駿河屋さんで、自分の持っていないものが販売されないか、毎日チェックを欠かしません!
ちなみに、この棚はセリアで買ったものをそのまま使ったり、筆者が少し手を加えたりしてアレンジしているものもあります。


一方、筆者の作業スペース側の壁です。
一段目には、KONAMIの「クイズマジックアカデミー」の女の子キャラが飾ってあります。
その上の段には、アイドルマスターの担当アイドルたちがお出迎えです!

別の段には、そのほかのグッツなんかも飾ってあります。
中でもレアなものは、真ん中のサインボール。
これは、当時青森ワッツに所属していた「カイル・バーロン」選手の直筆サインボールです!!
当時、会場に見に行った際に、たまたまファンサービスで投げてくれたものをキャッチできたんです。
あの時は、めちゃくちゃ興奮したなぁ・・・

これは、大沖先生作画のチルノフィギュアです。
高さ15センチくらいの大物で、いつも外付けハードディスクを冷やしてもらうために、陣取ってもらっています。
おかげさまでデータも飛ばずに、元気に稼働しているので安心。

その他にも、友人からお土産でもらった東方関連缶バッチ(一部アイマスあり)を飾っています。
筆者は紅魔館箱推しで、中でもパチュリー・ノーレッジが大のお気に入り。
なので、いつか筆者もパチュリーのように、知識の大図書館になれるよう精進していきたいですね。

そのパチュリー様のグッツがこちら。
語り始めると、ブログだけでは収まりきらないので、今回は割愛しますが・・・
一言だけ言わせてもらうと。
「俺も紅魔館図書館で優雅に本を読みてぇぇぇぇぇぇ!!」
現場からは以上です。

この本棚は嫁との共有占いスペースです。
といっても、筆者のタロットだったり、そのほかの占術書がほとんどなんですけどね。
一通りここにある占術でできないものはないですが、まだまだ研鑽がたりない。
満足にできるのはタロットとオラクル、ルノルマンくらいかなぁ・・・
もっと勉強しないと・・・
筆者夫婦のプロフィール
筆者のプロフィール
筆者のプロフィールはこんな感じ。
- 年齢は30代後半(2022年時点)
- 最終学歴は大学卒業
- 大学の専攻は情報系
- 学生時代は中学までバスケット、高校以降はパソコンをやっていた
- 地元の企業で正社員として働く
オタク的要素についてはこんな感じ。
- コンピューターオタク
- アニメオタク(昔のアニメがメイン)
- ゲームオタク(レトロゲームがメイン)
- アニソンオタク
- Bリーグで地元のチームを激押ししていた時期がある
- Mリーグでは「KONAMI麻雀格闘倶楽部」を応援。佐々木寿人選手推し。
- 占い好きでタロット、オラクルカード、ルノルマンカード、四柱推命、九星気学、姓名判断、数秘術ができる。現在算命学勉強中。
- 現在はブログを書いて収益が出せないか検証中
筆者妻のプロフィール
次に筆者妻のプロフィールを公開しましょう。
- 年齢は30代前半(2022年現在)
- 最終学歴は高校卒業
- 高校では被服関係の学科を卒業
- 学生時代は音ゲーにハマり、閉店までプレイしていたことあった。
- 地元のショッピングセンターで働いている。
筆者妻のオタク要素についてはこんな感じ。
- 少女漫画全般が好き
- ゲームオタク(音ゲー、STG、アクション、格ゲー、パズル)
- 声優オタク(特に男性声優が強い)
- ロリータファッション愛好者
- アニメオタク(最推しは、プリキュアシリーズ、ヘタリアシリーズ、ウサビッチ、セーラームーンシリーズ)
- 占いは夢占いが得意。現在はルノルマンカードを練習中。
- 元コスプレイヤー(中学、高校時代によくやっていた)
- Mリーグでは「渋谷ABEMAS」「チーム雷電」を応援。黒沢咲選手推し。
結論
オタク同士の結婚。
その後はどうなるかという結論。
筆者の中での結論はこの一言に尽きる。
相手をいかに思いやれるか。
そして、相手に興味を持てるか。
これはオタク同士の結婚だけではなく、普通の人たちの結婚にも言えるのではないだろうか。
結婚したからそこがゴールではない。
結婚してからがスタートなのだ。

決してそこをはき違えないようにしないと、悲しい結末をたどることになる。
そうならないためにも、今後結婚を考えている人たちは、筆者の考えを参考に行動してもらいたい。
そして、幸せな夫婦生活を送ってください。